2011年07月29日

組織と企業体質

私が訪問させていただく会社は、上場企業であったり、中堅・中小企業であったり、業種・業界も様々である。ISOの支援に関しては、販売業やサービス業の支援をさせていただくこともあるが、一番多いのは取得企業が最も多い製造業。その中でも、内部監査員研修の講師としては上場されている大手企業に訪問させていただくこともあるが、ISO取得のコンサルティングに関して言えば30人前後の企業をコンサルさせていただくことが最も多い。ISO9001で言えば、取得件数の約8割を占めているのがこの30人規模の企業であるから必然のことだと思う。

中小企業とひとくくりにされて語られることが多い規模であるが、それぞれ会社の体質や風土・文化といったものが異なるので面白い。その典型とも言うべき違いを1つ言えば、同じ規模の会社であっても、社長中心主義の会社と、大企業体質の会社がある。その企業体質は正反対である。どちらが良いか悪いかということはなくて、いずれも長短あるのであろうが、両極端にある会社が多数実在されているので興味深い。社長中心主義の会社は、言葉のとおり社長の意見や考え中心に動く、スピードが早く、下からの意見も社長に届きやすい。一方、大企業体質の会社は、セクションがしっかり敷かれ、各セクションに責任者がいて、しっかりとした管理体制が敷かれている。各セクションがそれぞれの機能を果たして経営成果につなげる。といった様相である。

最近は、会社の規模ではなく会社の質を高めたいと考えられている経営者が多い。いろんな体質の会社があるが、いずれも歳月を通して自然の成り行きで形成されている組織が多いはずである。人間も自己管理を怠ると体型がくずれたり、衰えたりするように、これからは企業も、企業体質や企業文化といったものも経営戦略の1つとし、自社独特のものや業界にマッチしたものに形成または醸成していく必要がある。それが組織の質を高める手段の1つである。

posted by ISO支援ネット at 10:33 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月19日

システム構築はまず骨組みから

ひと昔前まではISOコンサルティングのご依頼と言えばご紹介を通じてということが多かったのですが、最近ではインターネットからのお問合せもよく頂戴する。私もインターネットを公私共によく活用するので、お問合せを頂くということはいくつもあるホームページの中から当社の内容を何かしら気にかけていただいたということで、いつも有難く感じる。また、そういったお問合せをいただく度にネットの内容をもっとより良い内容に改善していかなければとも思う。

ホームページの構築とISOのマネジメントシステムの構築は非常に性質が似ている。当社はコンサルティングサービスの一環として、企業向けのホームページ制作や更新管理なども承っているのだが、どちらもまずは基礎となる部分をつくりあげて、骨組みができたら、それから徐々に肉付けをしていくことが好ましいと考えている。いきなり完璧なものを構築しようとすると、労力と時間があまりにも掛かり過ぎるし、ホームページもマネジメントシステムも出来上がってから考え方が変わったり、モデルチェンジしようとしても、作り直すのにまた労力と時間がかかる。特にISOのマネジメントシステムでは、システム構築が出来たけれど、現実とシステムがかけ離れているという状態になって苦しんでおられる企業が大変多い。

ISOの要求事項には「継続的改善」という要求が含まれており、マネジメントシステムを運用しながら、組織のシステムをより良いものにしてききなさいという考え方が備わっている。これは非常に良い考え方で、私もISOのコンサルティングをさせていただく際は、いきなり理想のシステムを構築するのではなく、まずは現実に近いシンプルなシステムを作り上げることを提案している。そして無理なく認証取得をしてから、だんだんシステムを効果的なものに自分たちで仕上げていくことをお奨めしている。

ISOの審査の話になったときに、多くの人が100点満点またはそれに近い内容を目指さなければ認証取得ができないと考えていらっしゃるが、そうではなくて、ISOを認証取得すると、その後も毎年審査を受ける。その中でだんだんシステムがより良く仕上がっていけば良いのだ。審査員も前回の審査よりどれだけ改善されたかを見に来ている。なので認証取得を目指すに当たってはまずは完璧よりも及第点そこそこで充分である。
それを無視して、いきなり大企業並みのシステムを作り上げてしまい、認証取得はしたけれど運用が負担になって困っている企業が実際に多い。「ISOは重荷でしかない」などといった悪評を広げる根源でもある。

ISOもホームページも出来上がってからがスタートで、そこから継続的に改善することに力を入れるべきである。当社のホームページ等にご意見・ご感想がありましたら是非お寄せください。

posted by ISO支援ネット at 10:52| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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