2012年04月02日

何でも学びに変化させる、学びの技術

十人十色という言葉は人だけに限らず、企業においても組織が変われば風土や雰囲気が異なり、1つとして同じ会社はないように思います。仕事がら様々な業種に訪問させていただくことがあるのですが、業種が変わると、その変化は一段と濃くなり、世の中には色んな組織の在り方があり、色んな企業で組織運営の方法の参考にさせていただいています。

企業によって言葉の違いがあるのも面白いと感じる1つです。
先日、高齢者介護施設でISO9001の内部監査員研修をさせていただいた際、研修の中の話の流れで5Sの話をさせていただいたのですが、そちらの介護施設では普段の仕事で5Sという言葉を使わないようで、受講者のほとんどの方が5Sという言葉を知りませんでした。5Sは一般的な企業用語かと思っていたので少し驚きました。ただ5Sを知らないからと言って、整理整頓などが出来ていないということは全くなく、そちらの介護施設は業種がら当然かもしれませんが、非常にきれいで整った職場でした。わざわざ5Sを掲げて職場の整理整頓等を促す必要もないのかもしれません。(注:5S運動をしている介護施設もあります)


地域の商工会議所などでも異業種交流会と銘打った会合が開催されています。色々な目的があって開催されているのでしょうが、普段、なかなか交流のない異なる組織の人たちから、仕事のやり方や考えを聞くことは、とても参考になり、また刺激になることが多くあります。ときどき参加させていただくと、大なり小なり、気づきやアイディアをいただけるので、とても有難い機会だと思っています。

先日、プロ野球関係の方のお話を聞く中で、野球は優秀な打者でも7割は失敗(=7割は凡打)する世界。その失敗の中から何を得ることができるかによって、その選手の野球人生が決まる。という話を聞きました。その話を聞き、イチロー選手は毎試合後に自分の全打席を振返っているということを思い出しました。

どんなことも学びに変化させる。良く遊ぶ人は良く仕事をする。そんなことも通ずることかもしれません。

posted by ISO支援ネット at 12:54 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月28日

社員が全員参加のマネジメントレビューに立会いました。

先日、ISO9001の認証取得を目指されている会社のマネジメントレビューに出席してきました。こちらの会社は私が認証取得のコンサルティングを担当している会社で、マネジメントシステムの運用も数ヶ月の実績ができ、後はマネジメントレビューを実施して、審査を受けるだけというところまで来ていました。

このブログでもマネジメントレビューの話題が出る度に言っていますが、マネジメントレビューはシステム運用の総括で、システム運用の実績を評価して、これからのシステム運用が更に良くするための改善の機会です。


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このマネジメントレビューのやり方は企業の自由です。
こちらの会社の社長にも、色々なレビューのやり方があることを一通り説明させていただくと、社長はマネジメントレビューを全員参加で実施すると言われました。これまで社員全員が集まる全体会議のようなものをしてこなかったので、ISO取得を機会にマネジメントレビューは正社員全員が参加して実施しようということになりました。こちらの会社の社員数はパートや派遣の方を除いて正社員20名弱です。


社員全員でマネジメントレビューを行おうとされる社長の主な趣旨は、社員全員が集まって会社の情報を共有することと、社員1人1人に会社や仕事に対する考えを発言してもらいたいという2点でした。

早速、社長とマネジメントレビューのプログラムの打合せをしました。規格要求事項となっているインプット項目(評価項目)を漏らさないようにすることと、社長が社員にどんなことを発言してもらいたいか、また、社員の方々がどんなことであれば発言し易いかなどを考えながら、マネジメントレビューのプログラムを作成していただきました。

また、プログラムとは別に、社員の方の中には、人が集まるな中で発言をすることに慣れていない方もいらっしゃるので、あらかじめ発言する項目を書きいれられるフォームを会社側で作成し、社員が事前にフォームの項目を埋めることで発言内容がまとめられるように段取りをしました。

社員を含め、マネジメントレビューで発言や発表をされる人には、レビューの前日までに資料を提出してもらうようにして、レビュー当日にはプロジェクターで資料を投影しながらプログラムを進めることにしました。


レビュー当日、全員が一同に会してマネジメントレビューが始まりました。各部門の品質目標の進捗状況や、内部監査の実施結果、製品不良やクレームに関する情報、顧客満足度調査の結果、仕入先の評価結果など、規格要求事項となっているインプット情報が次々と発表され、プログラムの最後に社員の方がお1人ずつ、事前に与えられていた項目について、ご自分なりにまとめられた内容を発表されました。その発表項目の1つに、会社への要望というテーマがありました。社長は社員の方々の要望に対して、その都度、回答をされました。社長の回答のほとんどが、一度、その要望が会社として実現できるのか、関係する社員の名前を挙げて、検討または実現のための計画を策定するよう指示されました。

全ての要望が実現に至るか、この時点では分かりませんでしたが、社長が社員の方々の要望を前向きに受け止められるスタンスは清々しく、
社員の方も自分の提案が受け入れられ認められたことに満足されたのではないでしょうか。今後、実際に提案が実現していくことになれば、社員の方は達成感を味わい、また責任感も芽生えていくことが想像できます。


今回は社長の提案で珍しいマネジメントレビューとなりましたが、形式的ではなく実質的で充実したレビューであったと感じました。全員参加のマネジメントレビュー、これはどこの会社にもお手本となるようなレビューでした。

posted by ISO支援ネット at 18:55 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月29日

内部監査に立ち会いました。

今週は1日半かけて、コンサルティング先の企業で実施された内部監査に立ち会った。こちらの企業は樹脂製品を製造されている会社で年内にISO9001の認証取得を目指されている。

もともとこちらの企業はISOに取り組むことには消極的だったそうですが、お取引されているお客様の要望で取得を目指され、弊社にコンサルティングの依頼をされました。これまでのコンサルティングの中で勉強会を実施したり、内部監査員研修を実施し、社内からはなぜISOが必要か段々理解出来てきたという声もあがってきて、審査日も迫ってくる中、正に佳境。


今週はじめに内部監査を全部門で実施したところ、各部門で4個、5個と不適合が見つかった。私も全ての内部監査に立ち合わせていただきましたが、初めての内部監査にしては、監査員の方はしっかり準備をされ、継続的改善の役割を充分に果たしていただいたと思います。被監査部門の方々も内部監査で受けた指摘を前向きに受け止められたようで、是正に取り組んでいただけるとのこと。内部監査に立ち会って、内部監査の重要性を私も改めて実感しました。
内部監査を改善の機会として機能させるには内部監査員と被監査部門が、監査の目的や意味について共通した認識をもっておくことが非常に大切です。


社長をはじめマネージャーの方々も内部監査を体験され、これを上手く使えば社員の成長にもつながるし、会社も良い方向に導かれると感じていただいたようです。

せっかくお金を払ってコンサルティングや審査を受けるのだから、ISOを会社のために最大限に活用していただきたい。それを実現させるためのコンサルティングだとも思っています。そんな意味で今回の内部監査は成功でした。

posted by ISO支援ネット at 11:02 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月29日

組織と企業体質

私が訪問させていただく会社は、上場企業であったり、中堅・中小企業であったり、業種・業界も様々である。ISOの支援に関しては、販売業やサービス業の支援をさせていただくこともあるが、一番多いのは取得企業が最も多い製造業。その中でも、内部監査員研修の講師としては上場されている大手企業に訪問させていただくこともあるが、ISO取得のコンサルティングに関して言えば30人前後の企業をコンサルさせていただくことが最も多い。ISO9001で言えば、取得件数の約8割を占めているのがこの30人規模の企業であるから必然のことだと思う。

中小企業とひとくくりにされて語られることが多い規模であるが、それぞれ会社の体質や風土・文化といったものが異なるので面白い。その典型とも言うべき違いを1つ言えば、同じ規模の会社であっても、社長中心主義の会社と、大企業体質の会社がある。その企業体質は正反対である。どちらが良いか悪いかということはなくて、いずれも長短あるのであろうが、両極端にある会社が多数実在されているので興味深い。社長中心主義の会社は、言葉のとおり社長の意見や考え中心に動く、スピードが早く、下からの意見も社長に届きやすい。一方、大企業体質の会社は、セクションがしっかり敷かれ、各セクションに責任者がいて、しっかりとした管理体制が敷かれている。各セクションがそれぞれの機能を果たして経営成果につなげる。といった様相である。

最近は、会社の規模ではなく会社の質を高めたいと考えられている経営者が多い。いろんな体質の会社があるが、いずれも歳月を通して自然の成り行きで形成されている組織が多いはずである。人間も自己管理を怠ると体型がくずれたり、衰えたりするように、これからは企業も、企業体質や企業文化といったものも経営戦略の1つとし、自社独特のものや業界にマッチしたものに形成または醸成していく必要がある。それが組織の質を高める手段の1つである。

ラベル:組織 企業文化
posted by ISO支援ネット at 10:33 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月19日

システム構築はまず骨組みから

ひと昔前まではISOコンサルティングのご依頼と言えばご紹介を通じてということが多かったのですが、最近ではインターネットからのお問合せもよく頂戴する。私もインターネットを公私共によく活用するので、お問合せを頂くということはいくつもあるホームページの中から当社の内容を何かしら気にかけていただいたということで、いつも有難く感じる。また、そういったお問合せをいただく度にネットの内容をもっとより良い内容に改善していかなければとも思う。

ホームページの構築とISOのマネジメントシステムの構築は非常に性質が似ている。当社はコンサルティングサービスの一環として、企業向けのホームページ制作や更新管理なども承っているのだが、どちらもまずは基礎となる部分をつくりあげて、骨組みができたら、それから徐々に肉付けをしていくことが好ましいと考えている。いきなり完璧なものを構築しようとすると、労力と時間があまりにも掛かり過ぎるし、ホームページもマネジメントシステムも出来上がってから考え方が変わったり、モデルチェンジしようとしても、作り直すのにまた労力と時間がかかる。特にISOのマネジメントシステムでは、システム構築が出来たけれど、現実とシステムがかけ離れているという状態になって苦しんでおられる企業が大変多い。

ISOの要求事項には「継続的改善」という要求が含まれており、マネジメントシステムを運用しながら、組織のシステムをより良いものにしてききなさいという考え方が備わっている。これは非常に良い考え方で、私もISOのコンサルティングをさせていただく際は、いきなり理想のシステムを構築するのではなく、まずは現実に近いシンプルなシステムを作り上げることを提案している。そして無理なく認証取得をしてから、だんだんシステムを効果的なものに自分たちで仕上げていくことをお奨めしている。

ISOの審査の話になったときに、多くの人が100点満点またはそれに近い内容を目指さなければ認証取得ができないと考えていらっしゃるが、そうではなくて、ISOを認証取得すると、その後も毎年審査を受ける。その中でだんだんシステムがより良く仕上がっていけば良いのだ。審査員も前回の審査よりどれだけ改善されたかを見に来ている。なので認証取得を目指すに当たってはまずは完璧よりも及第点そこそこで充分である。
それを無視して、いきなり大企業並みのシステムを作り上げてしまい、認証取得はしたけれど運用が負担になって困っている企業が実際に多い。「ISOは重荷でしかない」などといった悪評を広げる根源でもある。

ISOもホームページも出来上がってからがスタートで、そこから継続的に改善することに力を入れるべきである。当社のホームページ等にご意見・ご感想がありましたら是非お寄せください。

posted by ISO支援ネット at 10:52| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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