2012年06月24日

警備会社でISO9001規格解説研修を実施しました。

先日、関東にある警備会社からISO9001の規格解説の研修を開催してほしいとのご依頼があり行って参りました。インターネットを通じて数社のコンサルティング会社に研修の声をかけられたようですが、当社の研修内容を評価いただき契約に至りました。誠に有難いことです。

こちらの警備会社では既にISO9001を取得して数年経過されていましたが、品質管理責任者が交代されたのを機に、新たに全社でISO規格を勉強してマネジメントシステムの運用を強めようとされているところのご依頼でした。

警備会社は一般に工事現場の交通整理や、施設管理、イベント開催時の誘導など警備業務を提供するサービス業です。ISO9001との関わりは薄い業界のように感じられる方も多いと思いますが、駐車違反の取締業務など警察署から請負って行う駐車監視員など、公共の警備業務の入札に参加するためにはISO9001取得が条件となっているケースもあり、ISO9001を取得している警備会社は多くあります。

こちらの警備会社も当初のISO取得意図は入札参加という目的があったようですが、現在は運用面を強めて組織強化につなげたいというご意向があるようでした。

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当の研修ですが、規格解説研修だからと言って、規格の話をそのまましていてもつまらないものです。品質マネジメントシステムの目的である、「顧客満足」と「継続的改善」という意図に共感していただき、通常業務に戻ったとき、顧客の満足度や会社を改善することを意識していただければという思いで講義をさせていただきました。

特に警備会社における品質マネジメントシステムとは何か、サービス品質とは何か、警備品質とはという話を軸に顧客がどのような警備品質を求めているのか、警備業務における顧客満足とはどのようなことか、受講されている方と一緒に考えながら研修をすすめました。

研修をしている中で、受講者の方から、警備会社にとって警備業務を発注するお客様は施設会社であったり、イベント主催者であったりするが、実際の警備業務において警備員が触れ合うのは、施設に買い物に来ている方であったり、路上を歩いている一般歩行者であったりする、だから、その方々の満足度を高めることも重要ではないのかという提起がなされました。警備会社における顧客及び顧客満足とはいったい何か、そんな議論が交わされる一面もあり、一方通行の講義ではなく、受講者の方々が自分自身でISOが何たるかを考えていただく機会になったのではないかと思います。


ISO9001はあらゆる業種に対応する規格となっていますがが、もともとは製造業向けの規格であったため、規格要求事項を理解する際にサービス業や警備会社の方は規格の理解に苦しむところも少なくありません。出来る限り警備業に近い立場でお話をさせていただきましたが、どこまで実態に沿った話ができたか心配でした。しかしながら、研修終了後に研修幹事の方から、「警備業に関わりがあるのですか?いろいろ警備のことをご存知のようなので」と有難いお声をかけていただき、ある一定のご期待には応えられたのかと安心しました。

これまでサービス業も含めて様々な業種のISOコンサルティングや内部監査員研修をさせていただいていますが、ものづくりをする製造業もサービス業も、顧客満足や継続的改善の視点に立つと、企業の本質は一緒であると常に感じます。業種の違いは何を提供するかの違いであり、品質や管理、顧客満足といったことに業種の隔たりはありません。

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2012年04月16日

東北の企業に仙台から内部監査員養成研修の講師を派遣

今回は東北方面、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島の企業様にISO内部監査員研修のご案内です。

研修内容や料金の詳細はホームページをご覧ください。内部監査員研修のご案内ページ

ISO支援ネットは、全国の企業に内部監査員研修の講師を派遣して、各企業様の実情に合わせた実践的な研修を提供しています。実情に合わせた研修の中身は、講師が企業様の業種に合わせた規格解説や、演習は企業様の実在部門を想定した文書作成から監査実技まで行い、集合研修では体験できない研修内容です。受講者の方は、研修の中で自社の監査を体験できるため、研修後にスムーズに内部監査員として監査をを実施していただくことができます。

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充実した研修内容に加えて、講師の派遣料は青森、岩手、秋田、宮城、福島の各企業様の場合、仙台駅を起点に貴社までの交通費と1泊分の宿泊費を請求致しますので、経済的な負担も少なく研修を実施していただくことが可能です。


料金や研修概要について、詳しくは内部監査員研修のご案内をご覧ください。


ISO支援ネットは、全国14か所の主要駅を起点に講師を派遣する国内唯一のISO支援会社です。

ISO支援ネットは株式会社ウイズダムマネジメントがISO認証取得コンサルティングの中で提供していた研修メニューで、認証取得を目指す企業の社員が、規格の勉強と監査技術を習得し、研修後すぐに自社の内部監査を実施できるように構成されたカリキュラムのため、即戦力の内部監査員を養成する研修として好評です。

東北の企業様のご依頼をお待ちしております。

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2012年04月13日

ISO9001の認証取得が広がった理由

ISO規格は数年に一度、規格内容の見直しが行われ改定がなされています。品質マネジメント規格であるISO9001であれば現在の最新版は2008年版です。2008年版への改定では新しい要求事項の追加はなく表現の変更に止まりましたが、その1つ前の2000年版の改定のときは全面改定がなされました。


当時の1994年版の規格は、大企業の中でも製造業を対象とした要求内容で中小企業やサービス業にとっては文書が膨大になったり、要求が重かったりと、とても運用しずらい評判の悪い規格でした。その内容を改めるため、2000年版では企業の規模や業種を問わず、どんな企業にも適用できる品質マネジメント規格として生まれ変わりました。要求事項をどのように満たすか、規格解釈の柔軟性と自由度が全面的に広がり、必ず文書化しないといけない手順も6つだけに減少しました。


2000年版の改定によって、事業内容や規模に適したシンプルな品質管理システムを構築し、負担なくISOの効果を得ることができるようになりました。しかしながら、今でも1994年版のような膨大な文書を揃えて四苦八苦しながら運用されている企業も多いという現実もあります。この辺は企業側がISO規格の意図をもっとよく理解する必要があります。


2000年版の改定を境にISO9001を取得する企業が一気に増えました。それはなぜか、ISOブームといった見方もされますが、正確には規格の自由度が増え取得しやすくなったことと、多くの企業が取引先であるお客様から「ISOを取得しているか」若しくは「これからISOを取得する予定があるのか」問いただされたことが要因です。

ISO9001規格の要求事項の1つに「仕入先や外注業者を評価しなさい」という項目があります。ISO9001は顧客満足と改善を目的とした規格なので、仕入先を評価しなさいという要求は、悪い商品やサービスを仕入れることは、結果としてお客様の不満足につながりますよ。という意味が込められています。

ISOを取得した企業は次々に仕入先の評価を行い、ほとんどの企業がその評価の中に「ISO9001を取得しているか」といったチェック項目を入れたのです。そのチェックを受けた仕入先企業はISOの必要性を感じ取得し、またその仕入先の仕入先もISOを取得するといったISOの輪が国内に一気に広がりました。これがISO9001の取得が広がった理由です。


ISO取得の広がりは当時の勢いからは落ち着きを見せていますが、つい数年前も大手企業がISO9001を取得していない仕入先との取引を継続しないことを打ち出したり、大震災やタイの洪水で供給不足に陥った企業が仕入先管理を見直しを強めています。また、近年は競争の激しいサービス業でのISO取得や未成熟な業態で品質管理を強めようとISOを取得する輪が今も広がりつつあります。
ラベル:ISO9001
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2012年04月02日

何でも学びに変化させる、学びの技術

十人十色という言葉は人だけに限らず、企業においても組織が変われば風土や雰囲気が異なり、1つとして同じ会社はないように思います。仕事がら様々な業種に訪問させていただくことがあるのですが、業種が変わると、その変化は一段と濃くなり、世の中には色んな組織の在り方があり、色んな企業で組織運営の方法の参考にさせていただいています。

企業によって言葉の違いがあるのも面白いと感じる1つです。
先日、高齢者介護施設でISO9001の内部監査員研修をさせていただいた際、研修の中の話の流れで5Sの話をさせていただいたのですが、そちらの介護施設では普段の仕事で5Sという言葉を使わないようで、受講者のほとんどの方が5Sという言葉を知りませんでした。5Sは一般的な企業用語かと思っていたので少し驚きました。ただ5Sを知らないからと言って、整理整頓などが出来ていないということは全くなく、そちらの介護施設は業種がら当然かもしれませんが、非常にきれいで整った職場でした。わざわざ5Sを掲げて職場の整理整頓等を促す必要もないのかもしれません。(注:5S運動をしている介護施設もあります)


地域の商工会議所などでも異業種交流会と銘打った会合が開催されています。色々な目的があって開催されているのでしょうが、普段、なかなか交流のない異なる組織の人たちから、仕事のやり方や考えを聞くことは、とても参考になり、また刺激になることが多くあります。ときどき参加させていただくと、大なり小なり、気づきやアイディアをいただけるので、とても有難い機会だと思っています。

先日、プロ野球関係の方のお話を聞く中で、野球は優秀な打者でも7割は失敗(=7割は凡打)する世界。その失敗の中から何を得ることができるかによって、その選手の野球人生が決まる。という話を聞きました。その話を聞き、イチロー選手は毎試合後に自分の全打席を振返っているということを思い出しました。

どんなことも学びに変化させる。良く遊ぶ人は良く仕事をする。そんなことも通ずることかもしれません。

posted by ISO支援ネット at 12:54 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月24日

ISO9001とISO14001どちらを先に取得する。ISOへの誤解

私はISO9001と14001の両方のコンサルティングをしていますが、企業の方からISOについて、次のような質問をされることがあります、「ISOを取得するなら9001(品質)と14001(環境)、どちらを先に取得するべきですか?」過去に何度か同じ質問をいただきました。企業の方で、いずれは両方を取得しようと考えておられる場合、どちらを先に取得するか悩まれるようです。

そんなとき私は決まって「ISO9001(品質)です」とお答えします。最近、少人数規模の企業もISO取得を検討されているようで、私は小規模企業こそISO9001を取得するべきだと思っています。ISO9001は品質マネジメントシステムという名称が付けられ、製品品質に関する国際規格であると思われがちですが、実際には、営業、設計、仕入、製造・出荷、サービス提供など、企業活動における一連のプロセスを管理するための規格です。営業から出荷までの工程を管理することで品質が向上・維持されるという意味の「品質」です。言い方を変えるとISO9001は経営に関する国際規格です。なので私は経営ツールとよく呼んでいます。

従って、小規模企業や組織の管理体制が整っていない企業こそISO9001のプロセス管理の考え方を導入すべきだと私は考えています。大企業のような各部門に管理者がしっかり配備され、管理体制が整っている組織はISO9001を取得しなくても良いのではと思ってしまいます。しかし、大企業も取引上、国際機関からのお墨付きをもらっておく必要があるのでISOを取得しているのでしょう。


品質と環境のどちらを先に取得するかという話に戻りますが、環境に関する取組みも大切ですが、自社の経営体制を整える事の方が優先順位が高いに決まっています。なので私の答えはISO9001です。
環境専門のISO審査員が、後に品質の審査も担当されるようになり、「14001より、まずは9001が重要だと分かった」と話されていたのに共感した覚えがあります。


私が過去にコンサルを担当した企業で、お客様との取引上や営業上、仕方なくISOを取得した企業が何社もあります。しかし、いずれの企業も取得して良かったと言われます。それは、営業的な話ではなく、組織の管理レベルが向上したことに満足されての言葉です。


なので、小規模企業こそISO9001を取得するべきだと思っていますが、ISOを取得することは、大企業並みの管理体制を導入することと誤解されている方が多く、「自社のレベルではISOはまだ無理」と思い込んでおられる方もいらっしゃいます。ISO9001は管理体制を構築するための規格なので、管理レベルを向上させる必要がある企業こそ取得するべき規格です。

ISO9001を取得するということは、大企業並みの雁字搦めの管理体制を導入することではなく、自社の仕事のやり方を確立し、ルール化することです。自分たちでルールを構築し、ルール通りに運用し、徐々に管理の質を高めていくことの出来る規格です。





広島で実践的な内部監査員研修を実施します。

静岡で内部監査員研修をご検討の企業様


posted by ISO支援ネット at 20:39 | TrackBack(0) | ISO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする