2011年10月06日

内部監査を上手く運用するには。神奈川県で内部監査員研修を実施

9月の話になりますが、神奈川県で内部監査員研修を実施してきました。

神奈川の茅ヶ崎市にある金属メーカーからISO9001の内部監査員養成研修のご依頼をいただき、講師として行って参りました。この企業で内部監査員研修をさせていただくのは今回で3回目。リピートのご依頼をいただけるのは大変有難い。

今回は通常の養成研修に合わせて、既に内部監査を担当されている方々へのスキルアップ研修も同時にご依頼いただき、2つの研修の講師を務めさせていただいた。

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スキルアップ研修については、あまりホームページなどでは案内していないのですが、企業側からのご依頼で開催させていただくことが多い。ISOを取得して数年経つと、内部監査が形骸化するといのはよく聞く話ですが、企業内でそれが問題視され課題化され、スキルアップ研修が必要であるという考えに至る企業はまだまだISOに対する運用意識が高い企業だと思う。


内部監査員研修を実施させていただく際に受講者の方に必ずお伝えしているのは、内部監査員はトップマネジメントの代理、つまり社長の代理として内部監査をしているということ。監査員の方が社長に代わって被監査部門を監査して指摘や改善提案をすることで会社が段々よくなる。それが内部監査の本来の姿である。

一社員の方々が効果的な監査をするというのは難しいことでもあるが、私の周りでは、実質的で有効な内部監査を実践している企業がいくつもある。それらの会社には特別な事情はない。いずれの会社も真面目に根気よく内部監査に取組んでいらっしゃる。

良い内部監査を続けていくということについて、私のこれまでの経験から言えることは、内部監査員の方々が内部監査の思想や目的をしっかり理解すること、それから最初からオーバーペースで監査しないことだ。

何をやるにも最初からは上手くいかないものだ。だんだん良い監査をして行こうというぐらいの気持ちで、内部監査に取組み、繰り返して行く内に良い監査ができるようになってくる。ISO9001の考えでもある継続的改善、だんだん良くして行くという気持ちが大切であると思う。


私が内部監査員研修の講師をさせていただくときも、受講者の方にいきなり高度なことを要求しないようにしている。まずはしっかりISOや内部監の仕組みや目的を理解していただき、演習などを通じて監査が行える知識と技術をもち、そして内部監査に臨む心構えを整えていただくように努めている。


この神奈川の企業も有効な内部監査を実践されようと色々取組んでいらっしゃるようで、今後も異なる研修や力量アップの機会を計画されているとのこと。目的に向かって根気良く継続して取組まれる会社は何かしら良い成果を得られる。いくつもの会社がそれを実証している。



余談ですが、今回の研修中に台風が関東に上陸し、神奈川でもすごい暴風でした。敷地の広い会社でしたが傘は役に立たず、雨風に打たれるまま場内を歩いて帰りました。思いで深い研修となりました。


神奈川で内部監査員研修を開催しています。
当社、ISO支援ネットのホームページ

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2011年09月30日

福島県で内部監査員研修を実施してきました。

福島県の工業製品メーカーからISO9001の内部監査員研修のご依頼をいただき、研修を実施してきました。この9月に私が内部監査員研修を担当させていただくのは4社目。

福島県といえば東日本大震災の被災県のひとつ。研修のご依頼をいただいた当初、この時期に福島県の企業で内部監査員研修が本当に実施されるのか疑問に感じましたが、実際にお伺いして疑問はすぐに解消されました。お伺いした企業も地震発生直後は、地震による被害で数日間は工場の稼動を停止されていたそうですが、すぐに復旧され、それ以後は通常通り事業を継続されているとのこと。私が見る限り、数ヶ月前に大きな地震があったとは思えないくらい平常に仕事をされていました。

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実施させていただいた内部監査員研修ですが、皆さん前向きに受講していただき、滞りなく研修を終えることができました。内部監査員研修をさせていただくときはいつも感じることですが、受講者の方々のISOに対する理解が研修始め頃と終わりの頃では全く異なる。研修開始直後に規格の説明をしていても、受講者の方々の反応はやや鈍いのですが、研修の終盤ともなると規格本をスラスラとめくって、自分の知りたい箇所をめくり当てることができている。研修でのこの現象はいつ見ても気持ちがよく、人間は誰しも学習能力を備えていることを再認識します。皆さんの姿を見て、私も何か新しい学びを得たいと感じました。

人間は出来ないと思った時点で進歩が止まるとはよく耳にする言葉ですが、正にその通りだし、企業組織も前進することを自ら止めたとき、成長と発展が止まってしまうのだと思う。逆に言えば、前進することを止めなければ、成長発展し続けるということである。困難に遭遇したときこそ立ち止まらず前進するべきなのかもしれない。福島県の企業にお伺いし、皆さんの姿勢からそんなことを感じ、教えられる機会となった。
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2011年09月29日

内部監査に立ち会いました。

今週は1日半かけて、コンサルティング先の企業で実施された内部監査に立ち会った。こちらの企業は樹脂製品を製造されている会社で年内にISO9001の認証取得を目指されている。

もともとこちらの企業はISOに取り組むことには消極的だったそうですが、お取引されているお客様の要望で取得を目指され、弊社にコンサルティングの依頼をされました。これまでのコンサルティングの中で勉強会を実施したり、内部監査員研修を実施し、社内からはなぜISOが必要か段々理解出来てきたという声もあがってきて、審査日も迫ってくる中、正に佳境。


今週はじめに内部監査を全部門で実施したところ、各部門で4個、5個と不適合が見つかった。私も全ての内部監査に立ち合わせていただきましたが、初めての内部監査にしては、監査員の方はしっかり準備をされ、継続的改善の役割を充分に果たしていただいたと思います。被監査部門の方々も内部監査で受けた指摘を前向きに受け止められたようで、是正に取り組んでいただけるとのこと。内部監査に立ち会って、内部監査の重要性を私も改めて実感しました。
内部監査を改善の機会として機能させるには内部監査員と被監査部門が、監査の目的や意味について共通した認識をもっておくことが非常に大切です。


社長をはじめマネージャーの方々も内部監査を体験され、これを上手く使えば社員の成長にもつながるし、会社も良い方向に導かれると感じていただいたようです。

せっかくお金を払ってコンサルティングや審査を受けるのだから、ISOを会社のために最大限に活用していただきたい。それを実現させるためのコンサルティングだとも思っています。そんな意味で今回の内部監査は成功でした。

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2011年09月08日

大阪の液面計メーカー、日本計器さんで内部監査員研修

液面計を製造されている大阪の日本計器株式会社さんよりご依頼がありISO9001の内部監査員研修を実施させていただきました。社内のISOへの意識をさらに向上させるために内部監査員を増員されるということで研修を計画されたそうです。日本計器さんで内部監査員研修をさせていただくのは今回で2回目です。研修の様子を写真付きで日本計器さんのブログにアップされているので、是非、ご覧ください。

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先の紹介のとおり日本計器さんはマグネット式液面計をはじめとした各種液面計を製造されている大阪のメーカーで、製造にかかる需給率は社内制作が70%と高い比率のもと、お客様の要求する液面計を設計から一品一品製造され、しかも短納期で出荷されています。

顧客満足度調査の一環で実施されている顧客アンケートの結果を見せていただいたのですが、取引先からの評価が高いのにも驚かされました。営業から設計、購買と情報が流れる仕組みや、工場内の加工の様子からも社員の皆さんのスピード意識の高いことが伺え、こうしたことがお客様の評価にもつながっているのかと感じました。日本で製造業が生き残っていくには、品質とスピードで勝負するしかないと言った人がいますが、正にそれを地で行くモデル企業のようです。


また、展示会への出展やホームページを活用して新規のお問合せにも積極的に対応されて成果が挙がっているとのこと。展示会用のポンプで水が増減するデモ装置も社内で制作されているし、ホームページやカタログに掲載する写真の撮影やその後の編集加工も自社でするという徹底ぶりで、品質はもちろん、コストとスピードの意識、そして積極性が会社の勢いを加速しているようです。

今回の内部監査員研修もその1つのようですが、研修など社員の教育面にも積極的に力を入れておられ、企業としての経営姿勢や経営のモデルとして学ぶことの多い会社です。


日本計器株式会社のホームページ

大阪で内部監査員研修を実施しています

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2011年08月31日

マネジメントレビューに立ち会いました

先日、ISO9001認証取得のコンサルティングをさせていただいた会社に久しぶりにお邪魔して、マネジメントレビューに立ち会わせていただいた。製造業であるこの会社では、品質管理責任者がマネジメントレビューのインプット情報を1人でまとめられ、そのレポートを社長と向き合って報告し、社長がそれに対する指示やコメントをつけてアウトプットを出していくというやり方をされている。このマネジメントレビューを上期と下期の年2回実施されている。

品質管理責任者がまとめているインプット情報については、事前にマネジメントレビューのフォームに記載され、社長の手元に渡り、社長も事前に目を通されていたようだ。社長のお話では、インプット情報については、定例のミーティングやその都度の報告などでほとんど把握されているとのこと。私はその社長の言葉を聞いて、今のやり方ではマネジメントレビュー自体に意味を感じられず形骸化しているなら、いろんな方法があることを提案しようかとも思ったのですが、社長は、このマネジメントレビューを繰返し行っていることで、品質管理責任者の情報をまとめる力量や、文章力が格段に向上したと話され、ある意味満足気でした。

この会社は品質管理責任者も含めて若い方が多く、若さ溢れる会社ではあるが、それ故、社長は社員の方々の成長については、経営と結び付けて非常に関心が高いようでした。

確かにISOを運用すると社員の方々の文章力は向上する。私もこれまで多くの会社で実感しています。これはISO運用の副産物かもしれません。
それより、その社長のお話をお聞きし、コストカットや無駄排除と言って意味を感じなければ何でも取除いてしまったり、悪いことばかりを取上げて批判してしまいがちな社会ですが、一見無駄のようなものでも、そこに意味を見出すという視点や姿勢も大切にしなければと感じさせられる機会でした。
posted by ISO支援ネット at 10:57 | TrackBack(0) | ISO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする